映画「天と地」後記。
この映画のタイトル「天と地」は中庸を行く、と言うような意味で付けられたそうである。
天のように最高でもなければ、地のようにどん底でもなく、普通の生活を送るのが良いと言う事であろうか。
中庸と聞いて真っ先の思い出すのは、孔子である。
孔子の中庸説は、私には、長いものには巻かれろとか、日和見主義とかを想起させる。
だからあまり好きでない。
私は白か黒かはっきりさせるのが好きである。
が、これを夫婦間に持ち出して、私は失敗した。
私の家庭はその典型的な例だと思う。
よほどお互いが理解し合っていないと、とことん追求するのは良くないようである。
適当にあいまいにやり過ごすのが夫婦円満の極意かも知れない。
だが私の性格は性悪なので、なかなかそうは割り切れない。
ついつい真実はどうのこうのとか、最善はこうであるだとか、論じてしまう。
たとえば嘘を吐くと言うことでもそうである。
私は極めて嘘を吐かない方だと思うが、それでも全くというわけではない。
ついつい自分の都合の良いように、嘘を吐いてしまうものである。
だから嘘を吐かないよう最大限の努力を怠ったことはない。
だから他人が嘘を吐くことが許せない。
有名な財界人が、あるプロ野球チームを買収するという噂が立った。
インタビューに答えて、彼はキッパリと、「絶対にありません」と言った。
が、その数日後、おおかたの予測通りに彼は買収した。
それ以来、その人物を嫌いになり、彼が嘘を吐いたことを忘れたことはない。
一般の人から見れば、内緒にしておくのは当たり前、それを嘘というお前がおかしい、と思うであろう。
私は相手が言ったことを真実として、真剣に受け取ってしまう性癖がある。
面白い話をしよう。
イギリスを旅行中の三人の男がいた。
車窓から、遠くに三頭の黒い羊が見えた。
一人の男がこう言った。
「いや、驚いた。イギリスの羊は黒い。」
もう一人の男が言った。
「いやそれは違う。この辺りの羊は黒い、というべきだ。イギリス全部を見たわけではないのだから」
最後の男はこう言った。
「いやそれも正しくない。ここには少なくとも片側が黒い毛を持った羊が、少なくとも三頭はいる、と言うのが正しい。なぜなら私たちは反対側を見ていないからだ。」
おそらくこれを読んだ人の多くは、最後の人は屁理屈者だと思うであろう。
じつは私がまさにそうなのである。
アホらしいとは思うものの、最後の人が論理的であると尊敬するのである。
こんな私だから、妻との諍いが絶えることはないのである。
天のように最高でもなければ、地のようにどん底でもなく、普通の生活を送るのが良いと言う事であろうか。
中庸と聞いて真っ先の思い出すのは、孔子である。
孔子の中庸説は、私には、長いものには巻かれろとか、日和見主義とかを想起させる。
だからあまり好きでない。
私は白か黒かはっきりさせるのが好きである。
が、これを夫婦間に持ち出して、私は失敗した。
私の家庭はその典型的な例だと思う。
よほどお互いが理解し合っていないと、とことん追求するのは良くないようである。
適当にあいまいにやり過ごすのが夫婦円満の極意かも知れない。
だが私の性格は性悪なので、なかなかそうは割り切れない。
ついつい真実はどうのこうのとか、最善はこうであるだとか、論じてしまう。
たとえば嘘を吐くと言うことでもそうである。
私は極めて嘘を吐かない方だと思うが、それでも全くというわけではない。
ついつい自分の都合の良いように、嘘を吐いてしまうものである。
だから嘘を吐かないよう最大限の努力を怠ったことはない。
だから他人が嘘を吐くことが許せない。
有名な財界人が、あるプロ野球チームを買収するという噂が立った。
インタビューに答えて、彼はキッパリと、「絶対にありません」と言った。
が、その数日後、おおかたの予測通りに彼は買収した。
それ以来、その人物を嫌いになり、彼が嘘を吐いたことを忘れたことはない。
一般の人から見れば、内緒にしておくのは当たり前、それを嘘というお前がおかしい、と思うであろう。
私は相手が言ったことを真実として、真剣に受け取ってしまう性癖がある。
面白い話をしよう。
イギリスを旅行中の三人の男がいた。
車窓から、遠くに三頭の黒い羊が見えた。
一人の男がこう言った。
「いや、驚いた。イギリスの羊は黒い。」
もう一人の男が言った。
「いやそれは違う。この辺りの羊は黒い、というべきだ。イギリス全部を見たわけではないのだから」
最後の男はこう言った。
「いやそれも正しくない。ここには少なくとも片側が黒い毛を持った羊が、少なくとも三頭はいる、と言うのが正しい。なぜなら私たちは反対側を見ていないからだ。」
おそらくこれを読んだ人の多くは、最後の人は屁理屈者だと思うであろう。
じつは私がまさにそうなのである。
アホらしいとは思うものの、最後の人が論理的であると尊敬するのである。
こんな私だから、妻との諍いが絶えることはないのである。
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